


「サイクロンSOLID」というソフトを使い始めてから、気づけば30年も経っていました。自分でも「そんなに経ったのか……」と、ちょっと驚いています。
最近はAIを使って絵を描いているのですが、なぜそこに行き着いたのかを考えると、間違いなくサイクロンSOLIDの影響があります。
そもそも、僕が現代アートに興味を持ったきっかけがサイクロンSOLIDでした。もしこのソフトに出会っていなければ、アートなんて自分とは無縁の世界だったと思います。
なぜサイクロンSOLIDだったのか
当時の僕は、難しい3DCGソフトを使いこなせる自信がありませんでした。 そんな中で、サイクロンSOLIDの「学習コストがかからない(=操作が簡単)」という点は、最大の魅力でした。挫折せずに続けられたのは、この「とっつきやすさ」があったからです。
ずっと感じていた「惜しい」ところ
ただ、サイクロンSOLIDだけで完璧な現代アートが作れたかというと、そんなことはありませんでした。
どうしても3DCG特有の「質感の硬さ」が壁になったんです。抽象画なら面白いものが作れるのですが、女性のようなしなやかさや、柔らかい空気感を出すのがすごく難しくて。 「もっとこうしたいのに……」というもどかしさを、当時はずっと抱えていました。
AIアートは、あの頃の続き
その頃は、まさか将来AIが登場して、こんなに簡単に絵が描けるようになるなんて夢にも思っていませんでした。でも、あの時代にサイクロンSOLIDで「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤していた時間は、無駄じゃなかったと感じています。
正直に言って、僕はまだアートで成功したわけではありません。 今まさに、AIという新しい道具を使って「これから挑戦していこう」ともがいている真っ最中です。
でも、あの30年前の経験があったからこそ、今こうして新しい表現にワクワクできているのかもしれません。結果的に良いアートが作れなかったとしても、あの時の試行錯誤が今の僕の根っこを作ってくれたのは間違いなさそうです。





























