これはラジオシティをレイトレーシングで疑似的に表現したものです。
ラジオシティよりはグローバルイルミネーションに近いです。
粗性0%、鏡面性100%、金属製100%です。
奥の壁のみ青色、他の壁はすべて白色。
90度に曲がった通路、左から光源を照らしている。
それ以外は環境光も自動ライトもまったくゼロです。
しかし、光がまったく当たっていない部分も何となく明るい。
自然に近い表現にはなっている。
これは鏡面性100%にしているからで、光が反射している訳ではない。
ただ光が映り込んでいるだけ。
ただ、バンプマッピングを加えることで光が分散して映り込む。
また、金属製を加えることで本来の色味を表現できる。
つまりマテリアル(質感)の工夫に過ぎない。
レイトレーシングでラジオシティ風な表現は面白いです。
これが現在の3DCGソフトは自動的にできるのだと思います。
今となってはこれが普通の機能というかね。
上記が疑似的ラジオシティ、下記が通常レイトレーシング
こちらが通常のレイトレーシング結果です。
粗性100%、鏡面性0%、金属製0%です。
普通にレイトレーシングしたら光が当たってない部分は黒です。
物体に当たっても、そこで光は吸収されてしまいます。
光が反射することもないです。
ちょっと現実的ではないアンリアルな表現になります。
でもこれが本来のレイトレーシングなんだと思います。
本来のレイトレーシングは面白くないですね。
いかにもCGという感じがしてきます。
光の再現は本当に大事なんですね( ゚Д゚)